Ami riyougu 1

ふた無双網 

穂打ち無双網

片無双網

すずめ袋網

夜間竹藪に泊まるスズメを捕獲する大がかりな仕掛け網です、スズメは初冬ころに成ると人家周辺の竹藪などに集団泊まる習性を
利用し、竹藪をおおう網を仲間打ち15名程で、すずめ無双網を何十枚もつなぎ合わせて竹藪にスズメが入って来る反対側の半分を
被い尽くし網尻末端に袋網を仕掛ける、おおかたスズメが竹藪に入り込んで暗闇に成った頃に網表からじわじわ投網尻の方に追い
込んで行き末端の被い網にぶつかり袋網に落ち込む、大方袋網に入りこんだら袋口を閉じ捕獲するこれこそ一網打尽です。

スズメを捕獲するのに主に使われる網で構造は片無双を複式した網で二枚の網を中心に向かい同時に被せる仕掛けです。
たんぼでのスズメは姿おとりと啼きおとりの誘いに乗り、地上1メートルまで5〜6羽で急降下してくるが設置網が見える為に
絶対に着地しない。それ故に地上1メートル空中のスズメを捕獲するため複式の網を立て被せる。

この網は多目的に使用され、スズメ カモ キジ用と、それぞれ糸の細太、網目の寸法、網の大小の違いの網ががある。
基本的な設置法は網巾に合わせ足杭を打ち込み、手竹を足杭に固定し、網を手竹に結び付け、控え縄を手竹の3〜4倍の
長さとした場所に控え杭を打ち込み、足杭から手竹の頂点に控え縄を結び付け、手縄を反対側の手竹の頂点に結び付け
手縄の末端を操作位置まで引き延ばして設置完了です。
 ※手縄と控え綱=手綱と控え綱はワイヤロープで太さ直径1.5o〜2oで長さは設置により様々の長さ 

特長は網の上道綱が下道綱の位置近くに折り重ねられ、網の中心を手竹と道綱の方向にたぐり寄せ奥ま導き寄せる構造です
網巾がせまいと手竹で囲まれた形に成り、鳥の警戒心が強く出て、おく迄入り込まないので手竹の3倍以上の網巾が必要です。
網を返し直角に立ち上がった時点で、獲物は横方向に逃げる事が出来ず網に囲まれて仕舞い、網のあおり方向に逃げ飛び立ち
網を返し終わった時点で捕獲率が最も優れている網です。

無双網の仕掛1
無双網の仕掛2
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