※人が瞬間的に操作して張る網だけ可
 空中に張りっ放しの網は如何様な網でも不可

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Amiriyou 2
無双網の狩猟

側面から見た穂打ち無双網の仕掛け

無双網の狩猟 1
無双網の仕掛 1
無双網の仕掛 2

犬使役のキジ突き網猟

猟場は畑まわりに林が閑散と有る郊外また河川敷の銃猟禁止区域内に限る。乱場のキジは銃で脅かし付けられて居るので歯が立たない。
弾のアラレを幾たびも潜り抜けた強者達にはケラケラ笑われて早立ちされてしまう。
網径1.5mの突き網を担ぎ犬と猟場のキジ捜索して、香り認定からポイントまで短時間で追い止めないと早足で這われて茅場の深い
所に入り込まれて仕舞い、銃猟で無いのでポイントしても藪が濃い中を網手がさごそ近づいて行くと怖がり早立ちするので、攻めが早く
ポイントも堅い犬が絶対条件です。河川敷内で2〜3mの雑木がまばらに有り50cm以下の下草が生えて居る様な所が良い狩場に
成ります。認定から素早く足止めしポイントされたキジは雑木のそばの草藪で固まり動けなく、犬は目視では無く、3m前の香りに
ポイントして居るので双方この状態でどちらかが動かない限り何十分でも固まって居ます。これが網手の付け所で、網に継ぎ杖を差込み
長くしてポイント場所に網手が急激な動きをすると犬も釣られて跳び込んで仕舞いますので、継ぎ杖を差込長くした網を持ち、弧を描き
ながら静かにゆっくり近づきながら目視でキジを確認するまで回り込んで居ると角度的に見える場所が有るのでギジの頭の向きを確認して、
頭方向からじわりじわり近寄り何時飛び立たれても良い構えをしながら被せられる場所に来たら一気に被せると共に犬も跳び込みキジも
網の中でバタバタこれ程に興奮する狩は有りません。この様に狩れるのは1割で、近づく途中飛び立たれたキジに網を煽って2割、
失敗7割ですがこの狩は面白い狩です。銃で狩った獲物は食用肉でしか有りませんが、網の狩は生きた貴重な獲物です。
捕獲したオスキジは1年間は小屋慣れをさせ翌年の3月から種オス使役として2年間飼育し、
その後は識別足管を付けて元の場所に放鳥しています

網が立ち始めるとカモは気が付き沖の方に向きを変え約45度の角度で飛び立つ

網狩猟の基本と獲物の習性

網の狩には使用する道具と操作は二の次で、第一は狩り獲る獲物の習性を学び取らなければならない、初心者が網一式3万円で購入して
早速狩に出かけても、狩れる獲物は皆無であろう。銃を使う狩猟では、好きな鉄砲数撃てば当たり獲物は狩れますが、本当は皆様が想う程
どっこい網狩は簡単な事では有りません。その昔、火縄鉄砲が出現する前の時代から、鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律(大正7年法律第32号)
が制定されるまでは、皇族貴族、高級官僚以外の民百姓は狩猟用の銃器を所持する事が出来ず、それ故に狩猟には網か、罠による狩しか出来
ませんでした。例外として弓矢の狩は出来ましたが良い成果が無く、主流は網と罠の狩と成って居ました。大正7年法律第32号で
1番目に甲種狩猟免許(網、わな)、2番目に乙種狩猟免許(火薬銃)、3番目に丙種狩猟免許(空気銃)と3種類に分類され、種類別狩猟者
人口の多い方から網と罠を甲種とし、順次乙種、丙種と制定された次第です。その昔から狩は網と罠が主流で先輩達の色々な経験と仕掛けや
知恵を今日の我々が授かって居るわけです。如何様な事でも自己流は不可で、その道の先輩や師匠に習うことが達成の早道だと想う次第です。
獲物の習性も相手に教えて貰う事です、鼠捕獲の粘着板を作る会社は何種類及び何百匹ものネズミを飼育観察して習性と行動を研究して、
迷わず上を歩いて捕獲出来る粘着板を作って居る、この相手を知る事が重要です。

(4) 投げ網

(3) 突き

(A) 谷切り網
(B) 袋 網

(2) はり網

(A) 穂打ち無双網
(B) 片無双網
(C) ふた無双網
(D) 袖無双網

(1) 無双網  

甲種法定猟具(網)